ため息つきそうな時は吸い込んで

既婚出戻りゆるゆるジャニヲタのおぼえがき

私が1度ジャニーズから離れた理由。

紫耀くんを好きになった経緯をお話する前に、何故1度ジャニヲタを辞めてしまったのか、その理由と背景をまずは書き留めておきます。

 

最初の記事にも軽く書きましたが、私は10代の終わりに現在はデビュー組で当時Jr.だった某くんに落ち、その後の人生ジャニーズが欠かせないものとなりました。

 

しかし、3半年前頃を境にジャニヲタとは呼べない状態になりました。

それにはいくつかの要因がありました。

 

①仕事

社会人1年目から多忙な毎日を送る、いわゆる社畜と化しました。

バイト代よりも遥かに高いお給料を手にする一方で、平日の余暇の時間がほとんどなくメディアのチェックが疎かになったり、有給が使えず休日出勤もあるため参戦スケジュールが立てにくくなってしまいました。

それでも、土日祝日を中心に参戦し現場が途絶えると言うことはなかったです。

 

②BS視聴不可環境

 若手ジャニーズメンバーを応援するにあたり、毎週BSプレミアム(昔はBS2)で放送される「ザ少年倶楽部」が視聴できないと言うのは危機的な状況です。

社会人になってから暮らし始めた場所では民放しか視聴が出来ませんでした。

担当くんは当時干され気味であり、デビュー組でありながら民放でお目にかかる機会は限られていました。

心優しい友人が毎月DVDに焼いてプレゼントしてくれてはいたのですが、貴重なTV露出にリアルタイムで立ち会えないことはモチベーション低下に繋がりました。

また、①に記載の通り多忙な中でDVDを再生すること自体も億劫になり、段々と見なくなり友人にも手間を掛けたくなくお断りして見なくなってしまいました。

 

③ジャニーズ以外の応援対象

女子ドル好きからヲタク人生が始まったという方は少なくないと思います。

私もその1人です。

社会人になってからはとある女の子に一目惚れし、ファンになりました。

女性ファンがほとんどおらずヲタ母数も少なかったこともあって、あまり良くない言い方をすると「オイシイ」思いをすることが多く、毎週のように現場に足繁く通うようになりました。

認知されてからは更に拍車が掛かりました。

器用な性分ではないため、比重は明らかに女の子に偏っていきました。

 

④現場の雰囲気

ファンの空気感やマナーは、個人的には参戦意欲に関わる極めて重要な要素です。

当時応援していたグループのファンは、いわゆるファンサ厨の若い女性が非常に多く存在しました。

コンサートの価値をステージのクオリティではなく、いかにお目当ての子に気付いてもらえるか、ファンサを多くもらえるかで判断しているように見受けられました。

私も名前うちわだけでなくファンサ用のうちわを持っていたので、気持ちが分からない訳ではありません。

厚底・盛り髪・規定外サイズうちわとボード・頭上にうちわを掲げる等、度が過ぎるファンが目に余り、横アリのセンター席に入ってもファンサを貰うのに必死なファンに集中を妨げられたり視界を遮られることにストレスを感じるようになりました。

せっかく良いステージを見せてくれたのにマナー違反のファンに対する不快な思いばかりが残り、参戦することに段々疲れてしまいました。

(今はとてもマナーが良くなったと友人から聞きました)

③で触れた女の子の現場はヲタさんのマナーが素晴らしく居心地が良かったために、より過敏に反応していたのかもしれません。

それからコンサートに行きたくなくなり、ファンクラブに入会している理由がほぼ皆無になったので継続をやめました。

(薄い会報だけのために4k払い続ける気になれなかったのです…)

 

⑤彼氏

ジャニヲタになってから数年間、恋は何度かしましたが彼氏がいませんでした。

社会人になってから職場の方とお付き合いが始まり、ジャニヲタであることはカミングアウトして一応理解は得られました。

時間の使い方が上手な方やタフな方であればヲタ活と彼氏との時間を両立してうまくやりくりできるのでしょうが、自分は女の子だけでなく別のアーティストも応援していたりと対象が複数いたのでヲタ活を全力で行うと彼と会う時間がありません。

彼は無趣味な人で休日は2人で過ごしたいというタイプでした。

極力土日どちらか1日をヲタ活に割り当てるように心掛けるも、帰りが遅くなったり連絡が途絶えたりすると仲が嫌悪になることもしばしばあり、一緒にいる方が楽でした。

そのうちヲタ活より彼と過ごす方が楽しいとも感じるようになり、現場の全体数も減っていきました。

(時を同じくして④の契機がありました。)

 

ある時2人で夢の国に行きミニー様に心鷲掴みにされ、一時期年パスまで買ってDヲタ気味になったのも一因です。(結局ヲタク気質であることに変わらない)

 

やがて彼は旦那となり、引っ越すタイミングでヲタグッズの大半を整理・処分しました。

某くんの手作りうちわとも別れを告げました。

(でもジャニショ写真と各種パンフは捨てられなかった…)

 

新居ではBSが視聴可能となったものの、リビングにしかないTVで見る気にはなかなかならず、録画しても溜まっていく一方に。

(某くんはもう少クラ卒業してましたが一応録画はしていました)

そもそも旦那はあまりTVを見るタイプではないため、自分自身も積極的につけることが少なくなり民放も最低限の番組しか見なくなりました。

気付けば母からの電話で「某くんの番組見たよ」と言われても、録画どころか放送予定すら把握していないという状態に成り下がりました。

 

こうして、「茶の間」ですらなくなった私はジャニーズから完全離脱しました。

 

5つ挙げましたが①~④はきっかけに過ぎず、やはり結婚が一番のターニングポイントであり⑤が主要因だと考えられます。

担当にはガチ恋していた訳ではないですし旦那に担降りしたと言うのには語弊がありますが、多くの対象に愛情を注いだり夢中になることができない不器用な性分なんだと思います。

 

一生応援し続けるだろうと思っていた某くんへの深く熱い想いがこんなにも冷えきってしまった自分に、当時はひどく動揺しました。

何だか悪いことをしてしまったような気分にさえなったことを、よく覚えています。(今もその感覚は少し残っているかも…)

 

これだけ冷めてしまえば、もうジャニヲタに戻ることはないだろうと、あるはずがないと、そう決め付けていました。

 

まさかこの約3年後に再び横アリに出向くなんて、この時は思いもしなかったのです。