自分の席が存在しなかった話。
もう3ヶ月も前の出来事ですが、どうしてもブログに残しておきたく書かせていただきます。
Jr.祭り横アリ公演最終日の3月26日、追加公演がさいたまスーパーアリーナで開催されることが発表されました。
開催日まで3週間を切ってからアリーナクラスでのコンサートの発表および申し込み受付開始は、前代未聞ではないかと思います。
横アリの興奮冷めやらぬ状態かつ埼玉の方が行きやすく、初日の土曜日は何も予定がなかったために1回目の公演を申し込みました。
(横アリで1日2回入ったら体力の衰えを感じたのと旦那に言いづらく…)
追加公演の入場形式は、デジタルチケットでした。紙チケットを発行・発送する余裕がないので当然の措置でしょう。
QRコードの画面は点滅する箇所があり、スクショでの譲渡防止の策が取られていました。
デジチケはLDH界隈で経験有りだったので抵抗はなく。
入場に時間が掛かることは目に見えていたので、早めに会場に到着して待機列に並びました。
開場してからは割とスムーズで、本人確認等もなくQRコードを提示して人数を聞かれると、すぐにレシートのような紙チケットが発行され手渡されました。
実際に渡されたチケットがこちらです。
200レベル、しかも一桁列。
会場に掲示された構成図を見るとバクステ横の花道付近だったのでちょっと残念でしたが、絶対に前列は潰れてるだろうからもしかしたらかなり前かも…!と期待に胸ふくらみました。
しかし、いざ会場内に入り自分の座席を探してみると、何故か10列より前の列が見当たりません。
困惑していたら近くのスタッフさんが声を掛けてくれたのでチケットを見せると、「会場の外で待機して下さい」と顔色一つ変えずにおっしゃいました。
言葉の意味が分からないまま、とりあえず入り口付近に突っ立っているとしばらくして通路全体に対して「チケットに書かれた座席番号が10列以内の方はこちらにお集まり下さい」という招集が掛かりました。
通路の途中にある広めのスペースに集まったのは百人近いファンの方々。
しばらくして「10列の方は会場内にお入り下さい。10列より前の方はこちらで待機して下さい。」と再度案内がありました。
…状況が掴めました。
200レベル9列より前の座席番号が、今回のステージでは潰れているにも関わらず、誤ってチケットが発行されているのだと。
もしかしたら、入れないかもしれない…
いくらでも悪い方向に考えることはできてしまうので、途中で考えるのをやめました。
この先どうなるのか分からないまま、ひたすら次の指示を待つしかありませんでした。
それから待機するファンは増える一方で、入場が一時中断されたらしいとの情報が入りました。
発券システムの会社は恐らく大混乱だったことでしょう。
しばらくしてから待機場所を移動するよう案内があり、入場口近くの広いスペースに誘導されました。
次にチケットの枚数毎に列を作るよう指示を受けて、並び始めました。
コンサートスタッフさん、事務所の方々が行ったり来たりするも、一向にチケットが再発行される様子はなく、入場も終わる気配がなく、開演予定時間の12:30を過ぎました。
スタッフさんから「皆さまのご案内が終了するまでコンサートは開演しないため、ご安心下さい」と言った言葉が何度も繰り返されても、全く心が落ち着きませんでした。
会場内では安井くんを中心にJr.のメンバーが影アナで場繋ぎをしているとの情報が入ったくらいで、泣き出す子が出てきました。
13時を過ぎた頃から少しずつ手書きのチケットらしきものが配られ始め、受け取った子達はみんな落胆して歩き始めていたので、400レベルや500レベルであることが目に見えて分かりました。
私は1人だったのですが、1枚用のチケットはなかなか手配されずにじっと耐えるしかありませんでした。
この時、実は密かに感動していたことがあります。
それは、Jr.担の女性たちのマナーの良さです。
女性アイドルの現場でこんな事件が起きたら、何人かのヲタはスタッフさんに掴みかかったり怒号が飛び交ったりするだろうし、それを止めようとするヲタとの喧嘩が始まることも容易に想像が付きます。
私が把握できた範囲内にいたJr.担の皆さんはスタッフさんの指示に従い、騒いだり喚いたりせず終始静かで、質問こそしに行くもののスタッフさんを責めたりなじったりなんてことはせずにただひたすら決められた場所で待機していました。
ジャニヲタのマナーは非難されることが多いですし、私自身元担Gの一時期のファンのマナーには気を揉んだことがあったので、このような様子であったことが正直意外でした。
余計な行動を取ったらブラリ入りするかもしれないと思い我慢していた方もいたとは思いますが、それにしてもこの異常事態の中こんなに冷静でいられるのは凄い!と1人感心してました。
それだけに、友達数人と来ていた号泣している女の子を見ていると、胸が痛みました。
私も友達と来ていたら申し訳なさでいっぱいになったと思います。
少しずつ1枚組の私たちのところにもチケットが用意され始めましたが、結局その途中でコンサートは始まってしまいました。
あれだけ「ご安心下さい」と連呼していたスタッフさんは、何処に行ったか分かりません。
幸い開演直後に私の元にも500レベルのチケットが配布され、それと引き換えに存在しなかった座席のチケットは回収されました。
待ち疲れた体で5階まで階段を昇るのは辛かったけど、一刻も早く会場に入りたくて力を振り絞りました。
オープニングのユニット毎のメドレーの終盤でようやく席に着くと、バクステ寄りでメインステージを斜め後ろから見る角度の天井席でした。
アリーナモードの中では最低レベルの座席だと思います。
それでも、紫耀くんの姿を見ることができたのが本当に嬉しくて、ホッとしました。
体はヘトヘトで疲れ切っていたので、座り見できる場所なのがとても有り難かったです。
悔しさより何より、何とか会場内に入れたことに安堵しました。
そして、意外なことにこの遠く離れた場所でも充分楽しむことができたのです。
紫耀くんがステージに立っている、それだけで只々幸せでした。
この日は横アリでは歌われていなかった勝つんだWINが追加されて大きな悲鳴と歓声が上がり、キンプリの人気の高さを思い知りました。
BTNは言わずもがな素晴らしく、紫耀くんのバク宙と上半身の美しさにアドレナリン出まくりでした。
自分より後に入られた方、終盤に立ち見で案内された方などもいらっしゃったようで、沢山の方が悲しい想いをした1日になってしまったと思います。
もう二度とこのような問題が起きないこと、今回被害に遭われた全ての方が次のコンサートでは報われることを祈るばかりです。
それと同時に、チケットが当選すること、コンサートに行けることの尊さと有り難さを忘れてはいけないと改めて思いました。
1度でも近い距離を体験してしまうと、この感情になるのは難しいのかもしれません。
綺麗事だと言われるかもしれません。
でも。
どんな席や場所であろうと、ひとつひとつの現場を大切にしたい。
これからも大好きな人と同じ空間に居られる喜びを噛み締めていきたいです。
名前うちわの大切さ。
私が横浜に住んでいる間1度も開催されなかったJr.コンが、横アリで開催されると知った時は嬉しさと悔しさが同居していました。
あんなに行きやすい場所だったのに…今はすっかり遠い街です。
Jr.の現状の人気や倍率が全く分からなくて当落結果が出るまで不安でしたが、無事3月25日の朝昼に入れることになりました。
座席はアリーナ後列、そしてスタンド前列。
初めは、うちわを作る気になれませんでした。
アリーナ前列が来たら持つしかないと思ってましたが、この席で持っても意味がないのでは?と保守的になってました。
しかし、数日前になって突如「やっぱり持ちたい!後悔したくない!」と思い立ち、ダイソーで材料を揃えて平仮名の「しょう」とKINGのマークをフリーハンドで下書きして切り抜きました。わずか15分ほどで完成です。
昔はハンズやロフトでしか買えず材料代もバカになりませんでしたが、黒いうちわやシールになっているラメのシートなど便利グッズが百均で手に入る便利なご時世になりましたね…。
ちなみに、うちわを作った日は結婚記念日でした。
旦那は記念日を重視する人ではないのですが、「結婚記念日に他の男のうちわ作るなんて薄情だ」とさすがにご立腹でした。自分でもこの行動に驚いてます。(その後ちゃんとケーキ食べてお祝いしました)
Jr.コンに参戦するのは元担Gが結成された2007年の横アリ公演以来、約10年振りです。
この日は朝から横浜線が運転見合わせという不運に見舞われ、菊名から横アリまで徒歩で向かうという散々な始まりでした。
これで今後も万が一の時はこのルートを使える!と前向きに捉えます。
細かい感想は控えますが、おnewのゴールド衣装がとにかく似合っていてキラキラまぶしい!まさにKINGにぴったりの衣装を作ってもらえたのがとても嬉しかったです。
それぞれに合ったデザインになっているところがまた素晴らしいですね。
歌う時の仕草、ダンス、Jr.とのわちゃわちゃ…とにかくずーっと紫耀くんだけを目で追うことができて眼福を得ました。
ちょっと変態的発言をすると。
リアルでは華奢で小尻の方がタイプなんですが、紫耀くんのお尻とパツパツの太股は、なんか、すごく、惹かれます。
筋肉フェチでも何でもないんですが、紫耀くんの腹筋とか二の腕は、こう、グッときます。
正直、映像ではBTN見てても何も感じなかったんです。
元々裸祭りとかも興味ないタチだし、元担ガリガリだったので。
しかし、いざ目の当たりにするといつの間にか引き付けられて興奮している自分がいました。
これは湧ける…!!!!!
リアタイで見てた時はそんなに高まらなかった2016年4月MステのキンプリBTNを、横アリ終わってから何度もリピートしました。
タイプとかそういうんじゃなくて、平野紫耀というブランドの魅力に引き込まれている感覚です。
私は紫耀くんが出演しているコンサートに参戦すること自体が初めてだったので、ファンサしてる彼を見るのも新鮮でした。
事前情報なく当日を迎えましたが、やり過ぎずやらなさ過ぎずな程良い対応でとても好感が持てました。
自分のうちわを見つけた時のリアクションって普通は笑顔でお手振りが多いですが、紫耀くんは指差すことが多く。
分かりやすくていいなぁなんて思っていたら。
スタンド前列に入った昼公演。
ちょうど真下にアリーナ席がない位置で、花道に来た時にペンライト振りながらアピールすると。
立ち止まって、指差してくれたんです。紫耀くんが。
本当に?自分に?と半信半疑で周りキョロキョロしたんですが、友人も証言してくれてやはり自分だったようで…ドキドキ胸が高鳴りました。
手抜きで申し訳ないけど、やっぱり名前うちわを持って行って良かったと、心から思いました。
「ハート作って」「ピースして」等のファンサうちわに反応してもらえるのも嬉しいけれど、自分のファンだって認識してもらえるのが一番嬉しくて有り難いです。
指差してくれた紫耀くんの残像を思い出すだけでドキドキと幸せな気分が蘇ります。
セトリは綺麗に纏まっていて、良く言えばどんなジャニヲタでも見やすく、悪く言えばインパクトに欠けていました。
タイトルに祭りが入っていてグッズも法被着たり太鼓のペンラだったり祭り要素盛り沢山だったのに、肝心のコンサートの内容は至って普通のJr.コン。少クラの延長戦のようで物足りなさを覚えた方もいらっしゃったのではないでしょうか。
煽り方も攻めが足りないなぁと思ったりもしました。
それでも、久々に開催されたJr.コンは純粋に楽しくて、それぞれのグループの見所が割と均等にあって、やっぱりジャニーズって最高!Jr.最高!って気持ちにさせてもらいました。
おまけに指差しまで頂けて終演後の多幸感が半端なく、帰りも菊名まで歩いてしまうほど(!)力が漲っていました。
この翌日にはさいたまスーパーアリーナでの追加公演が決まり、このコンサートが更に広い会場で見られるのだと思うとワクワクしていました。
スターの品格。
2017年1月、友人からジャニアイのお誘いがありました。
友人のお目当ての子が出演していないとの事で、有り難く譲ってもらえる運びとなりました。
ジャニワ初演以来の帝劇。
舞台会場の中でも特に厳粛な雰囲気を感じさせるこの会場は身が引き締まると同時に、沢山の思い出があるため不思議な安心感があります。
席は2階最後列ですが、NHKホールの3階に比べればステージは近く感じます。
開演後、圧巻のJr.マンションから始まり、次から次へと移り変わるステージに釘付けでした。
相変わらずの奇想天外・理解不能なシーンも多々ありますが、これぞジャニーズワールド。
独自の世界観に引き込まれていきます。
紫耀くんは常に前列真ん中付近にいるのかと思いきや、後列で太鼓叩いたり気付いたらステージの端にいたりと立ち位置もバラバラなので、2階席で1回入っただけでは全ての出番を把握するのは困難でした。
やっぱりジャニーズの舞台は複数回入りたくなりますね。。。
今回1番楽しみにしていたのは、紫耀くんのフライングです。
球体フライングなど新技が注目されがちで勿論それらも素晴らしかったのですが、個人的にはシンプルなフライングが心に残りました。
SHOCKやドリボやジャニワといった様々な舞台でフライングを見てきましたが、紫耀くんのフライングは歴代の先輩方に引けを取らない美しい飛び方をしていました。
自分の体の使い方をよく分かっているのでしょうか、本当に飛んでいるかような華麗な身のこなしにとても感動しました。
台詞回しもうまいし、歌とダンスも申し分ないし、アクロやローラーもできるし、バトンなど初めての事も努力の賜物によって習得する。
やらせれば何でも吸収して自分のモノにする紫耀くんを見ていたら、社長やスタッフさんはもっと色んなことに挑戦させてみたい、舞台に立たせたいという気持ちになるんだろうなぁと思いました。
舞台に立つ紫耀くんは、シンプルに格好良かったです。
私の目にはキラキラ輝いて見えたけど、もっともっと強力なスターのオーラを身に纏える品格がある、そう感じました。
まだまだこれから。それが本当に楽しみです。
一緒に入られた方は紫耀くんを間近で見たことがあるらしく、「とにかくお顔が小さかった」とおっしゃっていました。
今年は私も小顔を堪能できるくらい紫耀くんを近くで見てみたい!という気持ちが芽生えました。
数年振りのNHKホール。
少クラ生放送があり、キンステが始まり、キントレのチケットが届き、まもなく帝劇当落が発表…立て続けにイベント事があってJr.担の夏は忙しくて充実してますね。
予約投稿のストックが切れて前回からだいぶ日が空いてしまいました。
他の皆さんのブログはちょこちょこ見させていただき素敵な文章に感激してます。
書きたいことは沢山あるので少しずつアップさせてください。
----------------------------
「ザ少年倶楽部」の観覧申し込みと言えば、若手メンバーを担当とするジャニヲタの皆さんの月次定例作業ですよね。
…すみません、社畜なので業務寄りな表現になってしまいました。
ジャニーズから離れても、この作業だけは習慣になっていてずっと続けていました。
本気で応援している方々に対して失礼に当たることを承知の上で述べると、「当たったらラッキー」な運試し感覚に近かったと思います。
当然そんな生半可な者に運は訪れる訳もなく、ずっと外れ続けていました。
しかし2016年2月初旬、久方振りに当選ハガキが到着したのです。
応援することを心に決めた最高のタイミングで、紫耀くんを生で拝むチャンスが舞い込んできました。
さすがにこの時ばかりは「自分持ってるかも!」と思っちゃいました。
忘れもしない、2016年2月15日。
この日はちょうど夜勤だったためあまり早くから並べず、結果は3階席でした。新参者には丁度良い座席です。
収録は3月放送分。
一周目のオープニングトークでKINGが登場し、生身の紫耀くんを見て高揚しました。
しかもテーマが「KING」ということで興奮しました。
「Fighting Man」、カッコ良さと可愛さが共存していて良かったなー。
3人それぞれ見所ありますが、この日は紫耀くんにロックオンで一挙一動目に焼き付けました。
そして事前知識ないままに3人同時バク転見て驚愕。
全員アクロできるの…?
今となっては彼らの特技のひとつでしかないことを理解してますし最近のJr.は芸達者な子が多いですが、勝手にKINGはルックス重視のグループだという偏見を持っていたので衝撃でした。スキル高い!
曲が終わった後ハケていく時に手を振ったりJr.の子と笑いながら話したりと、紫耀くんの「オフ」の姿を見て嬉しかったのを覚えています。
後半には「絆」で歌選抜として紫耀くんが出てきてくれて、胸が熱くなりました。
紫耀くんの儚げなハスキーボイスがこの曲にとても合っていて、切なさと強さの両側面が表現されていて感動しました。
思いがけずすぐにやってきた紫耀くん現場は、距離は遠かったけれど生で見られたことの喜びが大きく、夜勤のパワーをがっつり貰いました。アイドルってすごい。
それから5月のクリエ公演は全滅し参戦できず。
サマステは仕事でいっぱいいっぱいになってたら、いつの間にか申し込みが開始終了していて参戦できず。
良いのか悪いのか分かりませんが、社畜に勤しんでいたために行けない悲しみに浸る余裕もありませんでした。
そんな中、7月収録分の少クラに再び自分名義で当選!
またしても3階席でしたが「OH!サマーKING」を披露してもらえたのでKINGの夏を少しでも感じられて良かったなーと思いました。
頭サビの後の紫耀くんの台詞の言い回しが本当に大好きで。
わざとらしさがなくてナチュラルにアイドルっぽさが出ていて、グループ名の通り「ザ王道」だなと。
何でもそつなくこなせて頭が下がります。
その後、ジャニフワはもう遠征しない主義なので申し込まず、仕事やプライベートでバタバタしていたためにジャニアイの申し込みに気付かないまま受付終了という大失態をかましました。
これは物凄く後悔しました。。。
このように、2016年の現場は沢山の機会があったにも関わらず少クラ収録2回のみという残念な結果でした。
しかし、紫耀くんへの想いは増すばかりでした。
毎月の少クラやサマステ宣伝、2回のMステ出演、まいジャニ出演など…とにかくTV露出が充実していることが本当に有り難く。
茶の間でもこんなに楽しませてくれる、満足させてくれる人を好きになれて、本当に幸せです。
nasneのおかげで退屈な通勤時間も紫耀くんとKINGのパフォーマンスを見て活力をもらい、嫌なことがあった帰りも紫耀くんの歌とダンスで元気を取り戻すことが多々ありました。
また、見に行くことはできませんでしたが、ジャニフワで初座長を成し遂げられたことはファンとしてとても誇らしく。
生で拝む機会はなくとも紫耀くんの活躍を知れるだけで嬉しくて、この人を好きになれて良かったという気持ちになりました。
そうして熱量は高まったまま、2017年を迎えたのでした。
応援意志を決定付けた言葉。
Mステで好きになった紫耀くんのことをもっと知りたくなり、色々検索して担当の方のブログを読み漁っていました。
そこで、「Myojo」とは別に「Myojo LIVE」なる雑誌が存在することを初めて知りました。
いつの間に出来ていたのだろう。
丁度その時の最新号では閉幕したばかりのジャニワの特集が組まれていました。
ダンスはもちろん、フライングにバトンにsaxに演歌…ジャニワでは紫耀くんの見せ場が多数あったこと。
バトンにとても苦労して手がボロボロになっていたこと。
それでも、「お客さんにいいものを見せたい」と思いながら必死に稽古していたこと。
どのエピソードもグッとくるものばかりでした。
ジャニヲタ辞めてたから当たり前だけど、「何でジャニワ申し込まなかったんだろう」と後悔が押し寄せてきました。見てみたかったなぁ。
舞台裏の写真では色んなJr.と仲が良さそうで、1人だけ特別扱いされても周囲と対等かつ友好的な関係を築けるしっかりした人望の厚い子なんだなぁと感じて、彼の人間性にも興味が湧いてきました。
そして、あるオフショットとそこに添えられた文章に、私は胸がきゅーっと締め付けられました。
〈引用〉
急に大きく息を吸った平野。
平野「ため息をつきそうになったから、あわてて吸い込んだ!幸せ逃げちゃうもん。」
なんて素直で、真っ直ぐで、前向きな子なんだろう。
18歳の男の子が、こんな言葉を発することに驚きもしました。
誰から聞いたのかは分からないけれどこの教えを守って、ため息をついてしまいそうなほどの苦行・試練を乗り越えているのだと思うと、目頭が熱くなりました。
当時仕事で息が詰まりそうになりネガティブな気持ちが充満していた自分にとって、この言葉は雷鳴の如く全身に重く響きました。
周りからの期待や嫉妬…様々な重圧を背負い、努力を重ねて沢山の技を磨き、成長し続けながらジャニーズJr.のトップに立っている男の子がいる。
1度はジャニーズから離れてしまったけれど。
まだ知らないことばかりで、担当と呼ぶのはおこがましいけれど。
平野紫耀くんを応援したい、そう思わずにはいられませんでした。
ブログタイトルは、この時の言葉が由来です。
ため息をつきそうになったら幸せが逃げないように吸い込むこと、私も意識するようになりました。
大きく吸い込むと何だか可笑しくなって、ため息つこうとしていた理由も忘れちゃうくらいで。
紫耀くんありがとうって気持ちになります。
紫耀くんの発言や挙動は「?」となるものもあって、正直全てを肯定できている訳ではありません。
でも、ライターさんという他者からの証言とも言えるこの言葉は、これからも支持するし信じています。
ここから、全てが再びはじまりました。
そんなジャニヲタ出戻り後の復帰現場は、思いのほかすぐにやって来ました。
突然、平野紫耀くんに落ちた日。
2016年1月、私は画期的なアイテムを購入しました。
それがこちら。
レコーダー機能付きのHDD(ストレージ)です。
元々Blu-rayレコーダーは持っていましたが、この製品の機能に強く惹かれました。
専用のアプリを導入したスマートデバイスに専用のアプリを導入しnasneの情報を登録すると、nasneで録画された番組やリアルタイムで放送されている番組を視聴出来るのです。
要は、スマートフォンで簡単にTVが見られるようになります。
PS4経由でnasneに接続すると、自宅のTVからも視聴可能です。
当時旦那がPS4を購入したばかりで、nasneの存在を教えてくれました。
旦那と録画する時間帯が何度か被っていたこと、旦那がゲームをやると私がTVを見られなくなってしまうことから、お勧めしてくれたのでした。
スマートフォンで再生しイヤフォンをすれば旦那の邪魔をすることなく1人で集中して視聴できる…この喜びはとてつもなく大きなものでした。
また、スマートフォン内に転送する機能もあるため、自宅でWi-Fi通信で転送すれば通信費を気にせずに外出先で視聴できるため、通勤時に効率的に録画の消化が可能となりました。
電車が遅延した時などには時間潰しにもなり得ます。
nasneを購入してから初めてのMステ放送は、2016年1月29日でした。
この回のジャニーズゲストは「勝利&健人 with ジャニーズJr.」。
曲目が発表された際、「HiHi Jet」が含まれていたことがTwitterで話題になっていた記憶があります。
ハイハイ結成はネットニュースで見て知っていたので、今推されてるのはこの子達なんだなぁと言う認識はありました。
このJr.って表記は、みずきくんたちのことを指しているのかなぁと推測してました。
この日は夜遅くに帰宅してリビングで寝っ転がり、Mステがnasuneで録画できていたことを確認してスマートフォンから再生しました。
登場から80名のJr.がワラワラ出てきて圧倒されつつも「そっか年末年始恒例のジャニワが終わったのかー」と理解。
トークではしょりけんに加えてKINGとハイハイが横並びにいて、「この7人が今押されてるんだ」と思いながら流し見。
ハイハイを「緑の妖精」と称するのが何ともお健人様らしかったです。
それと、紫耀くんの
「九州沖縄北海道などに行って、皆さんにお見せしたいですねジャニーズワールドを。」
という言葉が印象的で。
自分で考えていたのか言わされた台詞なのか分かりませんが、Jr.の子がこの発言をすることに違和感があったんです。
座長が言うべきことなんじゃないの?と。
色々なことを知った、ジャニフワを経た今では納得できますが、なんか引っ掛かるものがありました。
そして曲披露。
チャチャチャで「勝利くん良い表情するようになったなぁ大人になったなぁ」なんて思ってるうちに、「HiHi Jet」がバラードversionからスタート。
ここから胸がざわざわし始めました。
・え。何この名曲。凄まじい。
・橋本くんとみずきくんの成長ぶりパない!
・橋本くん男になってる!
・スノプリの頃のキャワな面影は何処へ!?
・それにしてもスタジオとローラー相性悪くてかわいそう…
・KINGの子たちバトンなんて出来るんだ
・ジャニワでやってるのかなー芸達者な子たちだな
・しょりけん早着替え、ザ・ジャニーズ☆
・Aメロも良メロだしまじでこの曲良過ぎる。ヤバい。
・やっぱジャニソンって尊い…
脳内興奮状態のまま、問題のBメロへ突入しました。
紫耀くんのソロを中心としたKINGパートです。
♪realityさえmystery (mystery)
・え、平野くんてこんなに歌うまいの?
・ハスキーボイスだし渋いし見た目とのギャップ激しい
・でもめちゃくちゃ良い声。好きかも。
♪簡単な
ズキュン
この一瞬、「簡単な」の「な」の右目をウインク寸前のような瞳と物憂げな表情にハート撃ち抜かれました。
そしてサビ前の
♪Let's make it shine!!!
はい、かわいい。
さっきまで格好良さ全開だったのに、こんな笑い方されたらダメだって。ギャップ萌えするって。
その後は紫耀くんの存在と奇想天外な歌詞に目を奪われ、すとすのの巧みな技術とワラワラJr.の華やかさに圧倒され、楽曲の素晴らしさに感動し、気付いたら何度も何度もリピってました。
大袈裟じゃなく、10回以上は「HiHi Jet」を連続して見返してたと思います。
それもこれもnasneのお陰です。
リビングのTVではそんなことする勇気がありません。nasune様々。
見れば見るほど平野紫耀くんが魅力的で。
歌はもちろんダンスも上手で隙がない。
短い出番の中でも物凄いポテンシャルの持ち主だと言うことが分かりました。
そして紫耀くんのことを調べ、この日が19歳の誕生日だったと知りました。
そういう巡り合わせだったのかしらとか勝手に運命感じちゃいますよね。ヲタクちょれー!
それから2日前に予約録画していた少クラのセレクションスペシャルを見たら、KINGの「愛ingーアイシテルー」が流れまして。
元担Gの曲。大好きだった楽曲。たまらない。
ゆるふわパーマな紫耀くんのハニカミがこれまた可愛くって…。
1ヶ月遅れで放送してくれるセレクションに感謝しました。
このように、Mステ露出と神曲「HiHi Jet」がきっかけで雷の如く突然落ちたのです。
でもまだ、これから「応援」していこうという気持ちまでには至っておらず。
ただ、好きかもーと思うだけに留まっていました。
決定的になったのは、もうひとつのトリガーです。
好きになる前の印象。
紫耀くんを知ったのは、いつのことだったか。
恐らく2014年のドラマSHARKで主演を務めるというニュースが初めて名前を見た時だったと思います。
「めちゃくちゃ押されてる関ジュの子」だと認識した程度で、ドラマも見ていませんでした。
少クラすらまともに見なくなった私が紫耀くんの姿を認識したのは、セクゾが出演した2014年9月のMステでした。
ジャニーズから距離を置いていたものの、主要な音楽番組は毎週欠かさず見ていました。
毎週ジャニーズのグループが出演しているMステも、そのひとつです。
セクゾの間奏中に新ユニットDREAM BOYSとして、現Mr.KINGの3人が紹介されたのです。
Jr.のユニット名をこんな形で発表することにびっくりしましたが、テロップでのフルネーム表示には大変衝撃を受けました。
未だかつてこんな押され方をしていたJr.がいただろうか…。
気になってどういうメンバー構成なのか調べました。
その時にSHARKの主演の子ともう1人、関ジュが2名含まれていることにとても驚いたことを覚えています。
「とてつもなくゴリ押しされてる3人なんだなぁ」
ただ単純に、そう感じました。
元担くんもゴリ押しで批判を買っていたことがあったので、勝手に彼らの将来を案じてました。
これからとても苦労するのだろうと。
翌年の(2次元じゃない方の)キンプリ結成も相当話題になっていたのでネットニュースで知りましたし、Mステ初登場も見ました。
王道のジャニソンで良い曲だなーと思った記憶はありますが、メンバーに対して特に惹かれるものはなく。
ジャニヲタ離脱してから1年以上経つと「この中だったら誰を推すか」「未来の自担になり得る子がいるか」等といったヲタク特有の視点もすっかり失念していたため、今思うと6人をまともに見ていなかったのだと思います。
このように紫耀くんを目にする機会はあったのですが、好きになるどころか興味すら持っていませんでした。
そうしてジャニヲタ感度がゼロに等しい状態で迎えた2016年、想像もしなかった未来が待っていたのです。